国際線の定期便就航 広島県が後押し

広島空港ではことし、香港便の再開とハノイ便の新規就航が見込まれている一方、航空機の地上誘導などを行う「グランドハンドリング」の人手不足が深刻化していて、県は人材確保の経費の支援などを通じ、国際線の定期便就航を後押しすることにしています。

関係者によりますと、香港の航空会社「香港エクスプレス」は4年前に運休した広島空港と香港を結ぶ便をことし10月下旬から来年3月下旬の冬ダイヤで再開させる方向で調整しているということです。
また、ベトナムの航空会社「ベトジェット・エア」は、3月下旬から10月下旬の夏ダイヤで広島空港とベトナムのハノイを結ぶ便の新規就航を目指しています。
一方、広島空港をめぐっては航空機の地上誘導やチェックインカウンター業務などを行う「グランドハンドリング」の人手不足が深刻化していて、新たな便を就航させる上で課題となっています。
こうした状況を受けて県は、「グランドハンドリング」事業者の体制を整備するため、人材確保の経費を支援することを決めたほか航空会社への支援など、一連の事業の費用としておよそ2億4200万円を新年度当初予算案などに盛り込み、国際線の定期便就航を後押しすることにしています。