熊野町の新名物へ 関係者がハンバーガーを試食

熊野筆に並ぶ新たな名物の誕生を目指し、試作品づくりが進められている熊野町で、地元で育てた「榊山牛」をふんだんに使ったハンバーガーの試食会が開かれました。

熊野町では新たな名物をつくろうと、去年、アイデアを募集し、町の内外から寄せられた907作品の中から商品化につながる可能性がある5種類の軽食やスイーツの試作が続けられています。
26日は、このうちの1つとなるハンバーガーの試食会が地元の飲食店で行われました。
ハンバーガーのパテは町内で育てられた「榊山牛」のひき肉でつくられ、肉本来の味わいが楽しめるようつなぎは使わず、入れているのは塩とこしょう、それに少しの砂糖だけです。
試食会には試作品に関わる4人が参加して「しっかりと肉の味がする」とか「野菜がシャキシャキとして新鮮でおいしい」などと感想を話していました。
試食会に参加した、榊山牛を生産する馬上幸治さんは「榊山牛の味がしっかり出ていてうれしいです。これからも地域のために協力していき、特産品として育ってほしい」と話していました。
熊野町によりますと、5種類の新たな軽食やスイーツは近く完成し、来月中旬以降、町内の飲食店などで味わうことができるということです。