大学生らカーボンリサイクル学ぶ催し

温室効果ガスの二酸化炭素を資源として再利用する「カーボンリサイクル」について大学生らが学ぶ催しが広島市で開かれました。

広島県が開いたこの催しには、県内の大学生や高校生ら14人が参加しました。
はじめに研究者や企業関係者がカーボンリサイクルの事例として二酸化炭素を吸収する作用がある藻を利用してジェット燃料を作る技術や、特殊な化学薬品を使うことで二酸化炭素を中にため込むことができるコンクリートブロックを開発したことなどを紹介しました。
このあとのグループワークでは、参加した学生らが講義で学んだ技術の活用案を考え二酸化炭素を吸収するコンクリートを人が集まる教室やライブハウスの壁に使うなどのアイデアが出ていました。
高等専門学校4年の男子学生は「新しい分野の話を知ることができてよかった。ものづくりでは二酸化炭素と付き合っていくことは避けられないので、今後も学び続けたい」と話していました。
広島県の空田賢治新産業創出担当部長は「カーボンリサイクルを将来の産業振興につなげるため、若い世代にもぜひ関心を持ってもらいたい」と話していました。