サンフレッチェ 新スタジアム初の試合に2万6000人余

サッカーJ1のサンフレッチェ広島が今シーズンから本拠地とする広島市中心部の新しいスタジアムで初めての試合が行われ、待ちわびたファンがサッカー専用スタジアムならではの臨場感を楽しみました。

今月1日に開業した広島市中区の「エディオンピースウイング広島」では10日、こけら落としの試合としてサンフレッチェとガンバ大阪のプレシーズンマッチが行われました。
チケットは前売りで完売し午前10時の開門と同時に多くの人が訪れ、観客席からピッチまで最も近いところで8メートルというサッカー専用スタジアムならではの臨場感を試合前から楽しんでいました。
試合は後半3分にサンフレッチェのピエロス・ソティリウ選手がヘディングで新スタジアムの最初のゴールを決め、サンフレッチェにちなんだ弓を引くパフォーマンスをして2万6418人の観客で埋まった会場をわかせました。
サンフレッチェはその後2点を奪われて1対2で逆転負けしましたが、スキッベ監督は「多くの選手に新しいスタジアムの雰囲気を味わってほしい」とベンチ入りした20人全員を出場させました。
先発で前半プレーしたサンフレッチェ一筋、21年目の青山敏弘選手は「試合に集中していたが思いがあふれてきて感動的だった。広島のサッカーの新しい歴史の1ページを開けてうれしい」と話していました。
山口県岩国市から訪れた20代の女性は「大画面での選手紹介を楽しみにしていたので、迫力もすごくて見ることができてうれしかったです。全試合に行きたいと思います」と話していました。
新しいスタジアムでの初めての公式戦は今月23日のJ1開幕戦で、サンフレッチェが浦和レッズと対戦します。