大友宗麟が「村上海賊」に宛てた書状の原本初公開

戦国時代の大名、大友宗麟が瀬戸内海で大きな勢力を誇った「村上海賊」に宛てた書状の原本が10日から三原市で公開されています。

公開された書状は戦国時代、九州北部一帯を治めていた大友宗麟が因島、能島、来島を本拠地にした「村上海賊」の3つの家のうち、能島村上氏に1571年に送ったものです。
所有する三原市教育委員会によりますと、書状には裏切りを意味する「現形」ということばが書かれていて、毛利側についていた能島村上氏が大友側に寝返ったことへの感謝が記されています。
同じ内容の写しは萩藩の古文書にありましたが、三原市に寄贈された資料の中からこの書状が見つかり、大友宗麟の花押があることなどから去年、原本と確認され、今回、初めて公開されました。
三原市教育委員会の荻野愛子学芸員は「複雑だった戦国の世の中を村上海賊がどう生き抜いたかを証明する貴重な資料なのでぜひご覧いただきたいです」と話していました。
この書状が展示されている企画展は入場無料で、JR三原駅前の三原市民ギャラリーで今月25日まで開かれています。