小学生が地元の食材で調理実習

府中市で採れた米や野菜を使って、地元の小学生が日本料理を作る調理実習を行いました。

調理実習は、地元の食材を使った料理を覚えようと、府中市の上下北小学校の5年生と6年生およそ30人が参加しました。
講師は、広島市の日本料理店の店主、北岡三千男さんが務め、子どもたちは全て地元で採れたもち米や野菜を使った雑煮作りに挑戦しました。
はじめに子どもたちは、北岡さんから、日本料理はだしが一番大切で、作るたびに味が変わるのが難しいところだということや、火が通りにくいものから先に鍋に入れることなどを教わりました。
このあと6つの班に分かれて調理を行い、子どもたちは白菜やほうれんそう、それにしいたけを一口大に切ってゆでました。
そして、ゆでた野菜と餅を入れた器に、北岡さんがかつお節とこんぶで取っただしを注ぐと、雑煮が完成しました。
子どもたちは、地元産の野菜とだしのうまみが詰まった熱々の雑煮を、「おいしい」と言いながら味わっていました。
5年生の児童は、「白菜をかんだ瞬間にかつお節のふんわりとした味が口全体に広がっておいしかったです」と話していました。
6年生の児童は、「だしがおいしかったです。野菜の切り方や、料理は手順が大切だということがわかりました」と話していました。