庄原市でガイドマップ完成

庄原市西城町で、列車や電動アシスト自転車を利用して環境に配慮した旅行を楽しんでもらおうと、二酸化炭素の排出量などを記載したユニークなガイドマップが完成しました。

このガイドマップは、県立広島大学の学生や町の観光協会が企画して作られ、環境に配慮しながら観光してもらおうと、4つの観光モデルコースの紹介とあわせて、車を利用した場合と列車と電動アシスト自転車の「Eバイク」を併用した場合の二酸化炭素の排出量も記されています。
県立広島大学の学生たちが、3年前から1年かけて二酸化炭素の排出量が5分の1ほどになるなどの違いを調べたほか、地元の人たちから聞き取りをして人気スポットについての情報を集めたということです。
学生への指導にあたった県立広島大学の小林謙介准教授は、「地域にとって大きな財産である芸備線を使って西城町に来てもらえたらより楽しめると考えました。1人でも多くの方にガイドマップを利用してもらいたいです」と話していました。
ガイドマップは1万部制作され、芸備線の備後西城駅のほか市内の観光地などに置かれるということです。