福山市 新年度当初予算案固まる 子育て世帯支援強化へ

福山市の新年度の当初予算案が固まり、一般会計の総額は1901億円余りで、子育て世帯への支援強化に向けて第2子以降の保育料の無償化の費用などが盛り込まれる見通しです。

福山市の新年度・令和6年度の当初予算案は、一般会計の総額が1901億9000万円と、令和5年度に比べ率にして3.3%増加し、過去2番目の規模となる見通しです。
予算案は子育て世帯への支援強化に重点が置かれた内容となっていて、保育施設の運営費として184億7000万円余りが盛り込まれ、この中には第2子以降の保育料を無償化するための費用も含まれています。
また、来年、福山市で開かれる「世界バラ会議」に向け、実行委員会の負担金の2億2600万円余りに加え、バラの花壇のある公園のデジタル化におよそ8600万円などが盛り込まれています。
このほか、イノシシの市街地への出没対策などに910万円余り、デニムの産地として認知度向上のためのPR事業に790万円余りが盛り込まれています。
福山市は、この予算案を2月16日に始まる定例市議会に提出することにしています。