「はっさく湯」でからだポカポカ 広島市の銭湯

寒い日が続く中、旬を迎えているはっさくを湯船に浮かべた「はっさく湯」に浸かり、体を温めて冬を乗り切ろうという催しが、広島市で行われました。

はっさくは、尾道市の因島が原産とされ、いま、旬の時期を迎えています。
はっさくのさわやかな香りを楽しみながら体を温めて冬を乗り切ってもらおうと、JAなどが企画して、広島市西区の銭湯に、1日、「はっさく湯」が登場しました。
広島県産の鮮やかなオレンジ色のはっさくおよそ20キロが用意され、銭湯の開業前に湯船に入れていくと、あたりには香りがほのかに漂っていました。
訪れた人たちは、湯船に浮かぶ大ぶりなはっさくを手に取ったり、香りを楽しんだりしながら、体を温めていました。
はっさく湯に入るために東広島市から訪れたという大学4年生の男性は「初めて入りましたが、かんきつの香りが気持ちいいです。ゆずよりも優しい感じがします」と話していました。
銭湯を経営している加藤龍馬さんは「はっさくの地産地消のためにも廃業が増えている銭湯のためにも、こうしたイベントをこれからも続けたい」と話していました。