ガンジー像に大使などが献花

インド独立の父とされるガンジーの命日に合わせて、30日、駐日インド大使などが広島市にあるガンジーの胸像の前に集まり、献花式が行われました。

広島市の平和公園近くの元安川沿いの緑地には、去年のG7広島サミットに合わせて、インド独立の父とされ非暴力を訴えたガンジーの胸像が設置されています。
1948年に78歳で亡くなったガンジーの命日の30日、この像の前でインド政府が主催する献花式が行われ、関係者およそ60人が参加しました。
はじめにシビ・ジョージ駐日インド大使が「去年5月にモディ首相が訪れた際に設置されたこの像は、インドと広島の今後も続く友好を示すモニュメントです」とあいさつしました。
続いて広島市の松井市長が「多くの人がこの地を訪れ、インドと広島の絆が深くなっている。非暴力の考えを広島から世界に広めていきたい」と述べました。
このあと参列者が、非暴力や不服従による抵抗運動でインド独立を実現したガンジーに思いをはせながら、胸像に花をささげました。
参加した東広島市在住のインド出身の男性は「ガンジーの命日にこういう交流が広島で開催できたことは感慨深く、うれしいです。世界一の人口を抱えるインドと広島で民間の交流が活発になればいいなと思います」と話していました。