カープ2軍施設が「ちゅーピーパーク」に移転へ 廿日市市

プロ野球、カープは廿日市市にある2軍選手の練習場や寮などの施設を近くのレジャー施設、「ちゅーピーパーク」のプールのエリアに移転することを決めました。
新しい施設は5年後の完成を予定しているということです。

29日、廿日市市で球団とレジャー施設を所有する中国新聞社、それに廿日市市が参加して施設の移転に伴う連携協定の締結式が行われました。
球団によりますと、移転するのはカープの「大野練習場」や「大野寮」などの2軍の施設で、新しい施設は、国道2号線やJR山陽本線をはさんで500メートルほど離れた「ちゅーピーパーク」内の、プールがあるエリアに建設されます。
球団は、1980年に完成した2軍施設の老朽化が進んでいるため建て替えを検討していたところ、今の施設のおよそ2.4倍にあたる2ヘクタールの広さがあるプールの敷地を活用できないか、廿日市市を通じて打診があったということです。
プールの営業はことしの夏までで、その後、プールを解体して新しい寮や屋内練習場などを建設し、5年後の完成を予定しているということです。
球団の松田元オーナーは、「これまでは敷地の狭さがネックだった。新しい施設では選手のプレーを分析する機器を入れるなどしてうまく選手を育てたい。ファンと選手が触れあえるような施設にしたい」と話していました。