JR可部線下祇園駅 新駅舎と自由通路が完成 28日利用開始

広島市にあるJR可部線の下祇園駅で、新たな駅舎や自由通路が整備され、完成を祝う式典が開かれました。

広島市安佐南区にあるJR可部線の下祇園駅は、これまで線路の東側にしか駅舎や改札がありませんでしたが今回、西側にも設置され、東西をつなぐ自由通路やホームも新たに整備されました。
27日、斉藤国土交通大臣や広島市の松井市長などおよそ60人が参加して式典が開かれ、地元の幼稚園児と一緒にくす玉を割るなどして完成を祝いました。
このあと園児らが完成を祝う横断幕を持って真新しい自由通路を歩きました。
住宅やマンションの建設が相次ぐ西側に駅舎などができたことで利用者の利便性が高まると見られていて、駅舎や通路などの工事にかかる費用およそ23億円はJR西日本と広島市、それに国が負担するということです。
JR西日本の広岡研二広島支社長は「いろいろな商業施設があり住民の方も多い駅なので、これからも長く安心して使ってもらえるよう努めたい」と話していました。
新たに整備された駅舎や自由通路は、28日の始発から利用が開始されます。