ひろしま県民の森 スキー場に待望の雪で営業再開

雪不足のため一時営業を見合わせていた庄原市にある自然の雪だけで営業しているスキー場に今週の寒波で待望の雪が積もり、営業を再開したゲレンデに子どもたちの歓声が響きました。

比婆山の中腹にある庄原市西城町の「ひろしま県民の森」のスキー場は人工降雪機を使わず天然の雪だけで営業していて、自然の地形を生かした4つのコースを楽しむことができます。
この冬は12月23日にオープンしましたが、雪不足のため2度にわたって営業を見合わせ、今週の寒波で雪が降り積もったため、25日からすべてのコースで営業を再開しました。
標高およそ830メートル付近にあるゲレンデには26日も50センチほどの積雪があり、庄原市に隣接する神石高原町や島根県奥出雲町から小学校の児童たちも訪れ、多くの人たちがスキーやスノーボードの滑りを楽しんでいました。
福山市から訪れた女性は「待ちに待った雪で楽しいです」と話していました。
「ひろしま県民の森」の伊折直人支配人は「暖冬で雨が降ったり暖かい風が吹いたりして、今シーズンは胃が痛くなるような厳しい冬です。やっと冬らしくなり本当にうれしい雪です。天然雪と自然のコースを楽しんでもらいたいです」と話していました。