今季一番の強い寒気 今夜遅くまで交通影響に注意

この冬一番の強い寒気が流れ込み、広島県では北部を中心に雪が降り続いています。警報級の大雪となるおそれは当初の見込みより小さくなりましたが、気象台は断続的に雪が強まるとして、24日夜遅くまで積雪や路面の凍結による交通への影響に注意するよう呼びかけています。

中国地方の上空にこの冬一番の強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となっています。
24日午前11時の積雪は、北広島町の八幡で平年の86%の57センチ、北広島町大朝で平年の2.2倍の31センチ、庄原市高野で平年の59%の26センチとなっています。
24日夕方までの12時間に降る雪の量は、いずれも多いところで北部と南部の山地で25センチ、北部の平地で10センチ、南部の平地で5センチと予想されています。
24日朝の最低気温は広島空港でマイナス5.3度、安芸太田町加計でマイナス4.6度、広島市でマイナス1.6度などと各地で今シーズン一番の冷え込みとなりました。
また、24日は1日を通してあまり気温が上がらず、日中の予想最高気温は庄原市で0度、広島市と呉市で3度、福山市で4度となっています。
気象台は、今夜遅くまで積雪や路面の凍結による交通への影響、電線や樹木への着雪、それに農業用ハウスの倒壊などに注意するよう呼びかけています。
25日にかけては気温が平年よりかなり低くなるため、水道管の凍結にも注意が必要です。