小学校教諭「児童の下半身撮影」起訴内容認める

福山市の小学校の教諭が、勤務先の学校の校舎内で女子児童の下半身をカメラで撮影したなどとして、強制わいせつなどの罪に問われている事件の裁判が開かれ、教諭は起訴された内容を認めました。

福山市立の小学校の教諭、鬼嶋良毅被告(50)は、5年前の11月からよくとし1月にかけて、当時勤務していた小学校の校舎内で、女子児童のスカート内に手を入れて下着をずらしたうえ、カメラで撮影した写真と動画を保存したとして強制わいせつと児童ポルノ禁止法違反の罪に問われています。
16日、広島地方裁判所福山支部で開かれた裁判で、鬼嶋教諭は「間違いありません」と述べて起訴された内容を認めました。
このあと検察は、「教諭は被害児童の授業の一部を担当していて、作業を手伝ってほしいなどと言って児童を呼び出し、2人きりの部屋に鍵をかけて犯行に及んだ」と主張しました。
また、検察は教諭が捜査段階で「高校生のころから小学生くらいの女の子が好きで、26歳の時に盗撮を始めた。今回撮影した児童の写真や動画などのデータを含め、自分の性的好奇心を満たすために保存していた」と供述していたと述べました。
次回の裁判は、2月16日に開かれる予定です。