安芸高田市 3月閉校の川根小学校で最後の始業式

児童の減少により今年度で閉校する安芸高田市の小学校で、9日、最後の始業式が行われました。

安芸高田市高宮町の川根小学校は児童の減少により、ことし3月で閉校して4月から市内の高宮小学校に統合されることが決まっています。
9日、体育館に全校児童9人が集まって最後の始業式が行われ、はじめに全員で校歌を合唱したあと、能登半島地震の犠牲者に黙とうを捧げました。
そして、正田政則校長が「思い出をしっかりつくって地域の人たちに元気な姿を届け、川根小学校の閉校という歴史的なことを一緒に考えて毎日を過ごしましょう」と呼びかけました。
このあと、児童たちは教室に戻り、5年生と6年生の教室では宿題を提出したり冬休み中の楽しかったことやことしの目標を1人ずつ発表したりしていました。
5年生の男子児童は「お姉ちゃんは川根小学校を卒業したので、ここで卒業したかったなという気持ちがあります」と話していました。
また、5年生の女子児童は「この3学期は仲間といる時間を1分でも大切にしたいです」と話していました。