マツダ国内生産台数 3か月連続増

自動車メーカー「マツダ」が先月、国内で生産した車の台数は、北米向けの大型車が好調なことなどから去年の同じ月より7%増え、3か月続けて前の年を上回りました。

マツダは27日、先月国内で生産した車の台数を発表しました。
それによりますと、広島県の本社工場が去年の同じ月より14%増えて5万238台、山口県の防府工場が5%減って2万3322台で、合わせて7万3560台となりました。
これは、去年の同じ月より7%増えて3か月続けて前の年を上回っています。
好調な理由は、北米やオーストラリア向けの大型SUV=多目的スポーツ車の生産が増えたことや、半導体不足で減少していたSUVの生産が持ち直したことなどがあげられるということです。
また、世界で販売した新車の台数は、ヨーロッパやアメリカ、中国などで販売が増えたことから去年の同じ月より16%増えて10万3707台と9か月連続で前の年を上回りました。
中国では主要車種の価格を下げたことなどで販売が増加し、ヨーロッパでは発電機となるロータリーエンジンを搭載したプラグインハイブリッド車も販売の増加に貢献したということです。
マツダは「依然として半導体不足の制約はあるが部品の共通化を進めたことで解消傾向となっていて、生産は安定してきている」としています。