広島市が林業分野の人材確保へ移住者を募集

担い手不足が深刻となっている林業分野の人材を確保しようと、広島市は市内に移住して木の伐採から搬出までを個人で行う人材を募集しています。

全国的に林業の担い手が減る中、広島市でも中山間地域を中心に間伐などの手入れが行き届かず、荒れたままになっている森林が多く存在しています。
こうした状況を受け、広島市は木の伐採から搬出までを自力で行う「自伐型」林業に取り組む移住者を平成28年から3年おきに募集しています。
今年度の募集は1月12日までで、採用された場合、広島市佐伯区に移住して、市から生活費の支援を受けながら重機の免許などを取得し、研修で林業の知識を学びます。
この事業ではすでに3人が、研修後に実際に移住先で林業に携わりながら、木工品の制作やまきの販売事業なども行っているということです。
広島市は、「林業は広島の自然を将来にわたり守るための重要な柱となるやりがいのある仕事なので、ぜひ地域に根づいていただける方に応募してもらいたい」としています。
応募についての詳細は市のホームページに掲載されています。