カラ出張元警部ら3人を不起訴

書類を偽造して旅費などを請求するいわゆる「カラ出張」などを繰り返していたとして、詐欺などの疑いで書類送検されていた広島県警察本部の元警部ら3人について、検察は「情状全般を考慮した」として不起訴にしました。

福山北警察署の警備課長だった53歳の元警部と、部下だった50歳の警部補と35歳の巡査部長の3人は、4年前(2019)からの1年あまりの間に、申請書に記載した日程で出張に行かなかったり、虚偽の申請書を作成して出張に行かない「カラ出張」をしたりしていたとして、今月8日、詐欺と虚偽公文書作成などの疑いで書類送検されました。
3人について、検察は22日付けで不起訴にしました。
不起訴にした理由について、検察は「情状全般を考慮した」と説明しています。