今年度廃校の美術部が絵馬奉納

来年3月で廃校になる呉市の高校の美術部の生徒が新年を前に、えとの絵馬を描いて地域の神社に奉納しました。

絵馬を奉納したのは呉市にある県立呉昭和高校の美術部です。
高校では2013年から毎年翌年のえとを描いたたたみ1畳分ほどの大きさの絵馬を学校のそばの高尾神社に奉納しています。
ことしは3年生10人が、来年のえとである「たつ」と、高校が来年3月で廃校になることからこれまで制作したことのない「へび」の2つを完成させ、きょう、宮司が絵馬を清めた上で奉納しました。
美術部の部長の久保さくらさんは「先輩方がつないできた伝統の十二支がそろう時に立ち会えてよかったです。高校は廃校になってしまうけど地元の神社に作品を飾ってもらえてうれしいです。「たつ」は宝船を描いて、来てくれた人の門出を祝っているので、注目してほしいです」と話していました。
高尾神社の梶山友美宮司は「立派にかき上げていただいてうれしいです。どこの絵馬と比べても負けないクオリティがあるので見てほしい」と話していました。