「村上海賊」に宛てた大友宗麟の書状発見

戦国時代の大名、大友宗麟が瀬戸内海で大きな勢力を誇った「村上海賊」に宛てた書状の原本が新たに見つかりました。

見つかったのは戦国時代に九州北部一帯を治めた大友宗麟が1571年、因島、能島、来島を本拠地にした「村上海賊」の3つの家のうち、能島村上氏に送った書状の原本です。
所有する三原市教育委員会によりますと、書状には裏切りを意味する「現形」ということばが書かれていて、毛利側についていた能島村上氏が大友側に寝返ったことへの感謝が記されています。
書状はおととし、市の学芸員が資料を整理した際に見つけ、専門家が調査した結果萩藩の家臣の家に残されていた古文書の写しをまとめた冊子に同じ内容の記載があることや大友宗麟の花押があることなどから原本と確認されました。
市教育委員会学芸員の荻野愛子さんは「村上海賊が生き残るために一生懸命に自分たちの身の振り方を考えながら生きていたことの証で、貴重な文書だ」と話していました。
また、三原市の岡田市長は「三原市は去年も小早川家から新資料を譲り受けるなど価値の高い歴史資料が集まっている。この書状とともにまちづくりに役立てていきたい」としています。
この書状は来年2月から市内で開かれる企画展で初公開されるということです。