「姉妹公園協定」広島市 松井市長が真珠湾を訪問 連携提案

広島市の松井市長はアメリカのパールハーバー国立記念公園を訪問して現地の公園の管理者と会談し、平和公園との「姉妹公園協定」について、若い世代がそれぞれの公園を相互に訪問することなどを提案し今後、詳細について検討を進めていくことで合意しました。

広島市の松井市長は先月30日から2日までパールハーバー国立記念公園を訪問し、広島市の平和公園とアメリカのパールハーバー国立記念公園がことし6月に締結した「姉妹公園協定」について、おととい公園の管理監督者らと意見を交わしました。
この中で、松井市長は、▽若い世代がそれぞれの公園を相互に訪問することや、▽被爆の実相などを伝える企画展を行うほか、▽広島の被爆樹木と、真珠湾攻撃時からある現地の樹木の交換などを提案しました。
これに対し、パールハーバー国立記念公園側は「短期的に実施できるものと、2、3年かけて実施できるものに整理したい」と回答し、今後、詳細について検討を進めていくことで合意しました。
また、松井市長はホノルル市のリック・ブランジャルディ市長とも会談し、「若い世代どうしの理解を深め、仲良くする状況を作り出すのがわれわれの責任だ」と伝えたのに対し、ブランジャルディ市長からも賛同する意見が出されたということです。