県立広島商業で「広商デパート」 多くの人でにぎわう

県立広島商業高校の生徒たちが商品の仕入れから販売までを手がける「広商デパート」と呼ばれる催しが広島市で開かれ、多くの人でにぎわいました。

「広商デパート」は、広島市中区の県立広島商業高校の生徒たちが日頃学んでいる知識を実践につなげようと開かれ、今回で41回目です。
体育館やグラウンドには食品や生活用品など25の販売ブースが設けられ、開店と同時に多くの人が訪れました。
商品の仕入れから販売までを生徒たちが手がけているのが特徴で、中でも生徒が企業と共同で作ったラーメンは辛い味が提供できるよう生徒の発案でラー油をかけたものも販売され、行列ができていました。
このほかキャラクターの焼き印が入ったまんじゅうを販売するブースでは、生徒たちは味が4種類あり生地にも違いがあることなどを熱心にアピールしていました。
訪れた人は「寒いですが、ラーメンはあたたかくておいしいです」と話していました。
「広商デパート」の“社長”を務める3年の生徒の植田航さんは、「企業と協力して仕入れや販売計画作りを頑張ってきました。“社員”である生徒の姿をみてもらいたいです」と話していました。
この催しは、3日も午前10時から午後3時まで開かれています。