広島市・バス8社 路線バスの共同運営へ実証実験開始

経営状況が悪化している広島市内の路線バスの共同運営に向けて、複数のバス会社で重複する路線の集約などの実証実験が1日から始まりました。

広島市は経営状況の悪化などでこれまでどおりのサービスを提供することが困難になる可能性が高いとして、県内の8つのバス会社と共同で路線バスを運営する方針です。
1日から始まった実証実験では、広島バスと広島電鉄の2社の路線が重複している東区から中区にかけての一部区間で、広島バスが運行をやめ、その分の車両と運転手を安佐北区と東区にまたがる郊外の路線に振り分け、増便します。
1日朝は、安佐北区の小河原車庫方面からの広島バスの乗客が東区温品4丁目で市中心部に向かう広島電鉄のバスに乗りかえる様子が見られました。
乗客の60代の男性は「路線によって違うバス会社にもうまく乗り継げたら便利だと思います」と話していました。
実証実験は1か月程度行われ、市は利用客へのアンケート調査などを通じて集約の効果を検証するということです。
広島市公共交通政策部の森田環バス事業再構築担当課長は「今回の実験をモデルケースとして広島市全域に連携を広げ、バス事業の再構築を着実に進めていきたい」と話していました。