ニューヨークでデモ行進 核兵器廃絶や条約への批准を訴え

核兵器禁止条約の締約国会議が開かれているアメリカ・ニューヨークで、広島から現地を訪れている被爆者や若い世代がデモ行進を行って、核兵器の廃絶や条約への批准を訴えました。

デモ行進は、核兵器禁止条約の2回目の締約国会議に合わせて複数のNGOが企画し、スタート地点となった国連本部の前には、各国のNGOのメンバーに加え、被爆者や高校生平和大使など、あわせておよそ200人が集まりました。
日本被団協の箕牧智之代表委員や広島県原水協の佐久間邦彦常任理事も参加し、「ノーモアヒロシマ、ノーモアナガサキ」と声を上げながら、およそ2キロを行進しました。
参加者たちは、核兵器の廃絶や核兵器禁止条約への批准を求めるプラカードなどを手に持って訴えていました。
デモのあと佐久間さんは、「いろいろな活動をする仲間と一緒に行進して意義があったと思います。核の脅威が高まる今だからこそ皆さんと一緒に頑張っていかなければならないと思いました」と話していました。
参加したアメリカの60代の女性は、「たくさんの人と共に力強く訴えることができてよかったです。アメリカも条約に批准することと、世界から核兵器を廃絶することを目指して声を上げ続けたいです」と話していました。