妖怪物語をモチーフにした人形劇を披露 広島 三次市

広島県三次市で、地元の人たちでつくる劇団が手作りの人形を使って地元に伝わる妖怪物語をモチーフにした人形劇を披露しました。
この人形劇は「みよしもののけミュージアム」で毎月最終日曜日に開催されている「もののけの日」にあわせて地元の人たちでつくる「きりり人形劇団」が披露しているもので、26日は会場のミュージアムのサロンにおよそ100人の家族連れなどが集まりました。
物語は三次市に伝わる妖怪物語、「稲生物怪録(いのうもののけろく)」をモチーフに主人公の少年がさまざまな妖怪に出会うという内容で、台本から人形、それに小道具や音楽もすべて手作りです。
メンバーたちが音楽にあわせて人形を操ったりせりふを話したりして躍動感あふれる劇を披露すると子どもたちは真剣な表情で見入っていました。
岡山県倉敷市から訪れた小学生の女の子は、「怖いところやびっくりしたところもあり感動しました。知らない妖怪をいろいろ見られたのでよい経験になりました」と話していました。
劇団のメンバーは「たくさんの人に見てもらえてうれしかったです。三次に伝わる物語をみなさんに知ってもらいたいです」と話していました。