政治資金収支報告書 4つの政党支部が公表に間に合わず

広島県に提出された去年の政治資金収支報告書が、24日公表されました。
報告書は毎年、提出することが法律で義務づけられていますが、自民党と日本維新の会、それに参政党のあわせて4つの政党支部は期限までに提出せず公表に間に合いませんでした。

政党支部などすべての政治団体は、1年間の収入と支出を記載する政治資金収支報告書を一部を除いて翌年の3月末までに総務省か都道府県の選挙管理委員会に提出することが義務づけられていて、県内では24日、内容が公表されました。
県選挙管理委員会によりますと、対象となる1115団体のうち70団体が9月末までに報告書を提出していなかったということです。
NHKが未提出の政治団体について調べたところ、「自由民主党瀬戸田町支部」、「自由民主党広島県同和会支部」、「日本維新の会衆議院広島県第3選挙区支部」、「参政党広島支部」のあわせて4つの政党支部が9月末の時点で報告書を提出していませんでした。
「日本維新の会衆議院広島県第3選挙区支部」を除く3つの政党支部は、その後、報告書を提出したということですが、期限を過ぎていたためきょうの公表に間に合いませんでした。
NHKの取材に対し、「自由民主党瀬戸田町支部」は「期限までの提出を失念していた。県選管から指摘を受け、今月送付した」、「自由民主党広島県同和会支部」は回答はありませんでした。
「日本維新の会衆議院広島県第3選挙区支部」は「提出を忘れていて、指摘を受けて提出したが不備があり、まだ提出が完了していない。年内に提出したい」、「参政党広島支部」から名称を変更した「参政党広島支部連合会」は「3月に提出したが、不備があり再提出が必要になりその後、提出が完了した」などとしています。