福山市 休日保育の予約にマイナカードを活用 実証実験へ

福山市は、市内にある私立の保育施設で行っている休日保育の予約にマイナンバーカードを活用する実証実験を、来年1月と2月に行うことになりました。

これは、福山市の枝広市長が21日の会見で明らかにしました。
福山市では、日曜日や祝日に保護者に仕事が入るなどやむをえない場合に、市内の4つの私立保育施設などで子どもを預かる取り組みを行っていますが、空き時状況を電話で確認して申請書類を直接受け取る必要があるなど、保護者の負担が課題になっていました。
このため福山市は、予約の際にマイナンバーカードを活用する実証実験を、来年1月と2月に行うことになりました。
具体的には、スマートフォンのアプリでマイナンバーカード読み取って利用登録を行い、その後はオンラインで空き状況を確認したり、申請書類を送ったりできるということです。
また、施設側も電話対応にかかる時間を減らせるメリットがあるとしています。
この実証実験は、「備後圏域」と呼ばれる福山市の周辺の6市2町の保護者を対象に行われ、市では結果を踏まえて来年度以降に本格的に実施するか検討するとしています。
会見で枝広市長は「今後は、一時預かりなどほかの事業への展開も目指し、保護者と施設の双方にとってサービスの向上につなげていきたい」と話していました。