広島空港の利便性向上 宮島口を結ぶバス直行便を実証実験へ

広島空港の利便性を向上させようと、県は空港の運営会社などと協力し空港と廿日市市の宮島口などを結ぶバスの直行便の実証実験を行うことになりました。

これは21日、湯崎知事が定例記者会見で発表しました。
それによりますと、インバウンドを含めた観光需要の高まりを受けて、広島空港の利便性を向上させるため、空港と廿日市市の宮島口とを結ぶバスの直行便の実証実験を、始めるということです。
また、県西部から首都圏へのビジネス利用の需要などを踏まえ、広島市西区の「アルパーク」から佐伯区の「ジ アウトレット広島」を経由して空港まで結ぶ便の実証実験も行われます。
実証実験は12月1日から1年間行われ、空港と宮島口は1日4往復で、片道4000円、空港とアルパーク、ジ アウトレット広島は1日2往復で片道3000円を予定しているということです。
所要時間はいずれも片道60分ほどで、ジ アウトレット広島から乗車する場合は、駐車場を無料で利用できるということです。
県などは実証実験での需要や採算性を見極めたうえで、来年12月の本格運用の開始を目指すとしています。
湯崎知事は会見で「空港を利用する県民や国内外から訪れる方々がより便利で快適に移動できるアクセスネットワークの構築をはかっていく」と述べました。