絵てがみのコンテスト 室井滋さんが入賞作品を朗読 熊野町

全国一の筆の産地、熊野町で開かれている、感謝の気持ちを筆でつづった絵てがみのコンテストで、俳優の室井滋さんが入賞した作品を朗読する催しが開かれました。

18日は、熊野町の筆の里工房を俳優の室井滋さんが訪れ、町民などおよそ100人が集まりました。
室井さんは、6歳から90歳までが書いた「ありがとう」をテーマにしたおよそ70の入賞作品を、本人になりきったように朗読していました。
朗読会では、室井さんが入賞者に作品に込めた思いを尋ねる時間も設けられ、子どもの部の大賞に選ばれた熊野町の中学2年生古武家倖心さんがステージに上がりました。
絵手紙は野球をしている自分の手への感謝をつづった内容で、古武家さんの祖母の右手が使えなくなった経験も踏まえ、「手の大切さを感じて書きました」と答えていました。
会場を訪れた40代の男性は、「いろんな人の思いや状況が浮かんできて、とても楽しく見ることができました」と話していました。
この絵てがみコンテストの入賞作品は、一般の部は11月18日から12月24日まで、子どもの部は、来年1月4日から2月1日まで熊野町の筆の里工房で、展示されています。