三原 「グーグル」グループ企業 大規模データセンター建設へ

三原市の産業団地に東京の企業が大規模なデータセンターを建設することになりました。
関係者によりますと、この企業はアメリカのIT大手「グーグル」のグループ企業だということで、投資額は1000億円規模になる見込みです。

県によりますと三原市の本郷産業団地に東京の企業がデータ処理の高速化と安定性を高めるため、大規模なデータセンターを建設することになりました。
関係者によりますと、この企業はアメリカのIT大手「グーグル」のグループ企業だということです。
三原市の本郷産業団地は県と三原市が出資して27万5000平方メートルの敷地をおととし整備し、17日結ばれた契約で土地の売却価格は58億円あまりとなっています。
またデータセンターの整備に伴う投資額は1000億円規模になると見込まれています。
県は、産業団地が選ばれた理由としてデータセンターは膨大な情報を取り扱うことから災害リスクが少ないほか、広島空港から車で15分ほどの場所にあり、高速道路のインターチェンジも近く、保守点検や機器更新のための交通アクセスの良さなどが評価されたとしています。
この企業では段階的に施設の整備を進め、すべての施設が稼働するのは10年後の令和15年ごろになる見込みだとしていて、今後、県は三原市と連携して必要な支援を行う方針です。