神石高原町 ドローンで高齢者にお弁当配送 実証実験

ドローンを使って高齢者にお弁当を届ける実証実験が神石高原町で行われました。

この実証実験は、町や物流会社、それにドローンを使った配送サービスを行う会社などが共同で行いました。
17日は特別養護施設が調理した高齢者向けのお弁当がドローンに積み込まれ、およそ8キロ離れた小野地区にある町の施設まで18分ほどかけて運ばれました。
ドローンで運ばれたお弁当は、町の職員が受け取り、形が崩れることなく、あたたかいままで届けられていました。
神石高原町によりますと小野地区はスーパーがなく、町の配食サービスを利用している高齢者がいますが、ドライバーの確保が課題となっています。
このため、町では、再来年度にドローンでの配送を目指していて将来的には日用品の配送にも活用したいとしています。
神石高原町未来創造課の中野達也デジタル推進係長は「お弁当が崩れることなく運べて実験は成功したと思う。将来的には車がなくて買い物に行けない人たちに物を届けてこの地区の困難さを解決したい」と話していました。