高校生が企画 ウクライナ人ピアニストのコンサート

ロシアの侵攻が続くウクライナの平和を願いたいと、高校生たちが企画したウクライナ人ピアニストのコンサートが15日、廿日市市で開かれました。

コンサートは廿日市市の山陽女学園高等部の生徒たちが企画し、世界的に活躍するウクライナ出身の男性ピアニスト、アレクサンダー・ロマノフスキーさんが招待されました。
高校の管弦楽部の生徒たちが中心となってことし3月から実行委員会を作って準備を進め、開催のための資金はクラウドファンディングなどで集めたということです。
コンサートが開かれた15日は、会場の廿日市市のホールにはおよそ400人が集まり、平和への願いを込めてロマノフスキーさんが演奏するピアノの音色に聞き入っていました。
また、管弦楽部の生徒たちや地元の小学生との合奏も行われ、ロマノフスキーさんのピアノに合わせて、「花は咲く」など2曲を披露すると、観客から大きな拍手が送られていました。
実行委員長で、山陽女学園高等部3年生の嶋司一花さんは「広島からウクライナにむけて平和の思いをつなぐ思いで準備を進めてきました。不安も大きかったですが、無事に開催できて安心しました」と話していました。