外国人のスピーチコンテスト


留学生や技能実習生などの外国人が、日々の生活で感じていることなどを日本語で発表するコンテストが東広島市で開かれました。

このコンテストは、国際理解を深めようと東広島市国際化推進協議会などが毎年開いていて、20回目となる今回は、あわせて7か国の12人が日本語でスピーチを披露しました。
このうち、ネパール出身で日本語学校に通うサル・ミナクシさんはアルバイト先での経験を披露し、最初は日本語が十分理解できずに仕事が難しかったものの、分からないことをメモしたり積極的に質問したりして諦めずに努力したことで、今では日本人のスタッフから「とっても助かるよ」と言われるようになったとスピーチしました。
最優秀賞を受賞した、広島大学の留学生としてことし9月に来日した中国出身の劉一明さんは、日本の小説の主人公から逆境に立ち向かう勇気と一歩を踏み出す力をもらったとスピーチし、「日本で活躍するという新たな夢に向かって走っていきたいです」と熱弁をふるいました。
会場には、関係者や市民などおよそ100人が訪れ、それぞれのスピーチに大きな拍手を送っていました。
発表を聞いた70代の女性は、「異国で頑張って人生を切り開くエネルギーがすごいなと思います」と話していました。