子育ての悩み解消へ 拠点施設が佐伯区に開設
乳幼児を連れた保護者がお互いに交流したり悩みを相談したりできる施設が、広島市佐伯区にオープンしました。
オープンしたのは広島市が市内の各地で設置を進めている子育て支援の拠点施設で、佐伯区に完成した「りらっくすひろば」は、おおむね3歳未満の乳幼児とその保護者が利用できます。
施設にはおよそ50種類のおもちゃや絵本が置かれているほか、3人ほどの保育士が常駐していて子育てについて相談できます。
初日のきょうは午前中から8組の親子が訪れ、子どもたちがままごとセットなどで遊ぶのを見守りながら、親同士で話をしたり、保育士に相談したりしていました。
5か月と2歳の2人の子どもを連れた30代の母親は、「子どもへの接し方で悩んでも近くに相談できるところがありませんでしたが、ここでは話を聞いてもらえるので楽な気持ちになれます」と話していました。
施設長を務める若松百合さんは、「保育園の園長をしていた際に保護者から『子育てに行き詰まる』とか『転勤して友達がいない』など多くの相談を受けてきたので、不安の解消につなげたいです」と話していました。
「りらっくすひろば」は、日曜日と祝日、それに年末年始を除く午前10時から午後3時まで開かれていて、利用料は1家族1回あたり100円となっています。