秋の風物詩 大菊花展が広島城で始まる

広島市中区の広島城で毎年恒例の「大菊花展」が始まり、県内の愛好家が育てたおよそ1500鉢の菊の花が展示されています。

この展示会は県内の菊の愛好家で作る団体などが毎年、開いていて、広島城の二の丸には、さまざまな種類の菊、およそ1500鉢が展示されています。
このうち「大菊三本仕立て」は花の直径が18センチ以上で赤、白、それに黄色の3色の大菊を同じ大きさに揃え、全体を調和させているのが特徴です。
また、小さな菊の花を使った「盆栽花壇」のコーナーもあり、訪れた人たちは丁寧に手入れされた菊の写真を撮るなどしていました。
主催者によりますと、ことしは猛暑日が続いた影響で菊の生育がやや遅れていて、多くは11月上旬に見ごろを迎えるということです。
広島県呉市から訪れた50代の女性は「品種がたくさんあって、すごくきれいで感動しました。小さい菊なら私も育てられるかなと思いました」と話していました。
主催した広島市菊友会の植野正美会長は「秋を代表する花の菊をたくさんの方に見ていただきたいです。菊を育てるきっかけになればと思います」と話していました。
「大菊花展」は11月12日まで開かれています。