薬物啓発ポスターで高校生表彰

薬物を使用しないよう呼びかけるため、県内の中学生と高校生を対象に募集されているポスターの優秀作品が選ばれ、16日、広島県庁で表彰式が行われました。

県や警察などで作る「薬物乱用対策推進本部」は、毎年、県内の中学生や高校生を対象に薬物を使用しないよう呼びかけるポスターの募集を行っていて、きのうはことしの表彰式が行われました。
ことしは169作品の応募の中、広島市立広島みらい創生高校の2年生、藤川春日さんの作品が最優秀作品に選ばれ、県の北原加奈子健康福祉局長から表彰状と副賞の図書カードが手渡されました。
藤川さんの作品には、「断る勇気」「止める勇気」というメッセージとともに、いずれも手を出して、差し出された薬を断る姿と、相手の腕をつかんで引き留める姿が描かれています。
藤川さんは、「薬物を断るだけでなく薬を使っている人がいたらどうしてあげるかを考えて作成しました。やらないことが第一ですが、薬物を使用してしまったらどう脱するかを考えてもらいたいです」と話していました。
ことしは藤川さんの作品のほかに、県内の高校や中学から9つの作品が入賞していて、10月27日まで県庁南館の1階にあるふれあいコーナーに展示されます。