「男性教員に体触られた」複数の男子生徒訴え 私立中高一貫校

広島県内の私立の中高一貫校で、複数の男子生徒が男性教員から不適切に体を触られていたという被害の訴えがあり、学校が調査していることがわかりました。
この学校は「重大な事案と認識している」とした上で、被害を訴えている生徒や保護者に謝罪したということです。

広島県学事課によりますと、10月、県内の私立の中高一貫校から「教員が複数の生徒に性加害をした疑いがあり、調査をしている」と連絡がありました。
学校はNHKの取材に対して調査していることを認め、10月6日以降、複数の男子生徒から男性教員に不適切に体を触られているという旨の被害の訴えがあったとしています。
訴えを受け、この教員を直ちに出勤停止にしたということです。
学校によりますと、被害にあった可能性があるのは、教員が顧問を務める部活動の生徒などだということです。
学校は、被害を訴える複数の生徒や保護者に個別に謝罪したほか、14日には教員が教科担当を持つ学年の保護者に説明会を行ったとしています。
学校は警察にも情報提供しているとしたうえで、「今回の件に関係する方々に多大なご心配やご迷惑をおかけし、大変申し訳ない。重大な事案と認識しており、学校として責任を持って厳正に対処していきたい」とコメントしています。