ことしの「花絵」はコウノトリ 世羅町の観光農園

世羅町の観光農園では、国の特別天然記念物の「コウノトリ」をテーマに色とりどりの花で描いた花絵が訪れた人たちを楽しませています。

世羅町黒渕にある観光農園「花の駅せら」では、毎年この時期に色とりどりの花で花絵を描いていて、ことしは県内で初めてヒナの巣立ちが確認された国の特別天然記念物の「コウノトリ」をテーマに選びました。
縦と横それぞれ50メートルの畑に秋に咲く色とりどりのサルビアやケイトウ、それにジニア、あわせて4万株が植えられ、3羽のヒナの上を親鳥が羽ばたいている様子を表現しました。
このほか、花絵の回りにはおよそ200万本のコスモスが植えられていて、訪れた人たちは花を見ながら散策したり写真に収めたりして楽しんでいました。
また、遠足で訪れていた地元の保育所の22人の子どもたちが花絵の前で保育士が作詞作曲したオリジナルのコウノトリの歌を元気よく歌っていました。
「花の駅せら」の藤田幸恵さんは「世羅町にコウノトリが来てくれたことでとても幸せな気持ちになり、元気をもらったのでテーマにしました。花を見て優しい気持ちになってもらえたらうれしいです」と話していました。
この観光農園が開園している11月5日まで、花絵の見ごろが続くということです。