福山 転落防止柵のチェーン64本なくなる 市は被害届提出へ

福山市で市道脇に設置された水路への転落を防ぐ柵についていたチェーン64本がなくなっていることが分かりました。
市は今後、被害届を出す方針です。

福山市によりますと、26日、市民から「近くにある水路への転落防止柵のチェーンが複数なくなっている」と市にメールで連絡がありました。
市が現地を調べたところ、福山市手城町や南手城町の27か所で、市道脇に設置されている水路への転落を防ぐ柵についていたチェーンあわせて64本がなくなっていることが分かったということです。
なくなったチェーンは大半がおよそ1メートルのステンレス製で、チェーンの片方は柵から手で取り外すことができ、もう片方はドライバーなどでねじを外して柵から取り外す仕組みになっていたということです。
被害総額はおよそ40万円で、市は当初、29日に被害届を出すことにしていましたが、警察に相談した結果、10月3日に警察と現地で被害の確認をした上で提出することにしたということです。
市では、市民が転落しないよう、チェーンがなくなった場所にビニールテープを張ったり、職員が巡回したりして、注意を呼び掛けているということです。
福山市土木管理課の藤井昌弘管理調整担当課長は「チェーンがないと大きな事故につながりかねない。このようなことは絶対にやめてほしい」と話していました。