ゼレンスキー大統領会見「住民に出席を」 ウクライナ側が希望

ことし5月のG7広島サミットに伴いウクライナのゼレンスキー大統領が行った会見について、県や広島市が外務省から、ウクライナ側の希望として「広島という特別な地におけるイベントであり記者以外にも広島の住民20人程度に出席してもらいたい」と伝えられていたことが分かりました。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ことし5月20日、G7サミットに参加するため広島を訪れ、翌21日には広島国際会議場で会見を行いました。
NHKが広島市に情報公開請求を行ったところ、この21日の会見について、前日の20日に外務省と電話で打ち合わせた際のメモが開示されました。
それによりますと、外務省から、ウクライナ側の希望として「広島という特別な地におけるイベントであり、記者以外にも広島の住民20人程度に出席してもらいたい」と伝えられたということです。
一方で、「セキュリティーの問題があるため、県や市の職員でもよい」と記されています。
また、外務省からは、政府としてウクライナを歓迎するとの立場であり、ぜひ受けていただきたいという考えが示されたということです。
広島市によりますと、結局、当日は県や市の職員およそ20人が会見に立ち会ったということです。