広島県内でも駅弁メーカーの弁当食べ被害の訴え相次ぐ

青森県八戸市の駅弁メーカーの弁当を食べた人たちが体調不良を訴えている問題で、広島県内のスーパーなどの催事でこの弁当を購入した人からも被害の訴えが相次いでいることがわかりました。

広島市によりますと19日午前、広島市に本社があり大型商業施設などを展開する「イズミ」から、「弁当の購入者の中に体調不良を訴えている人がいる」と連絡があったということです。
それによりますと、イズミは今月16日と17日に開催した北海道の弁当の催事で、青森県八戸市の駅弁メーカー「吉田屋」が作った、「北海道産特選いくらの贅沢丼」を広島市内の6つの店舗で合計119個を販売しましたが、弁当を購入した複数の人から、下痢やおう吐などの被害の訴えが相次いでいるということです。
「吉田屋」が作った弁当をめぐっては、東北や関東などで購入した人からも同様の被害の訴えが出ていて、広島市は詳しい原因を調べています。
広島市は、該当する弁当を食べないことや、すでに食べて体調がすぐれない人は保健所に連絡するよう呼びかけています。
また、広島県や呉市が管轄する保健所でも、同じ弁当を食べた複数の人が体調不良を訴えているということです。