平和大通りの利活用を議論 ワークショップ

広島市の中心部を通る平和大通りを、市民の憩いの場や観光の拠点として整備するための利活用方法について市民を交えて議論するワークショップが開かれました。

広島市は、市の中心部を通る平和大通りについて、緑地帯を公園にしたうえで、飲食店などの出店も可能にし、市民の憩いの場や観光の拠点として令和8年度までに整備する方針です。
新たに公園として整備するエリアを中心に平和大通りの利活用の方法を考えるため、19日、広島市中区で、市民およそ20人が参加してワークショップが開かれました。
参加者はグループに分かれて、はじめに、外国人に日本文化を発信するイベントや平和をテーマにした芸術祭など、平和大通りで開催したい催しなどについて自由に意見を出し合いました。
このあと、実現するための課題について議論を行い、イベントの窓口を分かりやすく一本化すべきであるとか、トイレや水道などの設置が不可欠だといった意見が出されていました。
参加した、広島市で飲食店を営む57歳の女性は「インバウンドを呼び込めるような広島の町にしたいです」と話していました。
広島市は、ワークショップを今年度中にあと2回開き、出された意見を参考に利活用のルール作りを進め、来年度からは公園の整備を担う民間業者を公募したいとしています。