砕氷艦「しらせ」が2年ぶりに呉入港 16日から一般公開

南極観測の支援にあたる海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が、2年ぶりに呉市に入港しました。16日と17日に一般に公開されます。

海上自衛隊に所属する砕氷艦「しらせ」は、南極観測を行う昭和基地に観測隊員や物資を輸送するための船で、1万2650トンの重さを利用して氷を少しずつ砕きながら南極を航行します。
15日午前10時ごろ、およそ180人の隊員を乗せて2年ぶりに海上自衛隊呉基地に入港すると、自衛官などが音楽に合わせて入港を歓迎していました。
このあと、歓迎のセレモニーが開催され、海上自衛隊呉地方総監部の二川達也総監が「呉の土地や文化に触れ、疲れを少しでも癒してください」と述べました。
「しらせ」の齋藤一城艦長は「艦内を見ていただく一般公開は約4年ぶりです。この機会に多くの方にご来艦いただき、南極観測事業へのご理解の一端となればと思います」と挨拶しました。
「しらせ」は16日と17日午前9時から午後3時まで一般公開され、今月18日に出港します。