宮島訪問税開始を前に フェリー乗り場に対応の自動改札機

広島県内有数の観光地、宮島を訪れる人を対象にした宮島訪問税の徴収が10月1日に始まるのを前に、13日、対岸の宮島口にあるフェリー乗り場では、訪問税に対応した自動改札機の運用が始まりました。

廿日市市の宮島では、10月1日から、宮島の住民や通勤・通学の人など一部をのぞいて、1回の訪問あたり1人100円の宮島訪問税が運賃に上乗せされて徴収されます。
これを前に、対岸の宮島口にある宮島松大汽船のフェリーとJR西日本宮島フェリーの乗り場では、訪問税に対応した自動改札機が設置され、13日から運用が始まりました。
訪れた人たちは、券売機で購入したQRコードのついた乗船券を自動改札機にかざして、次々にフェリーに乗り込んでいました。
フェリー乗り場では、これまで係員が乗船券を回収していましたが、訪問税が始まるのにあわせて運航会社2社が市や国の補助を受けて自動改札機や新たな券売機の整備を進めています。
JR西日本宮島フェリーの宮本佳洋社長は「多くの観光客が訪れる中で、税の導入後もスムーズに乗船してもらえるようオペレーションしていきたい」と話していました。