安芸太田町の棚田で高校生が稲刈り体験

全国各地から集まっている安芸太田町の高校の生徒たちが、町内にある棚田の稲刈りに挑戦し、地域の魅力を体感しました。

国際交流や部活動が盛んな安芸太田町にある県立加計高校は4割ほどが県外から入学した生徒で、今回の取り組みはそうした生徒たちにも町の魅力を知ってもらおうと開かれました。
8日は1年生37人が、町内にある「日本の棚田百選」にも選ばれている井仁の棚田で稲刈りを体験しました。
はじめに生徒たちは棚田を管理している地元の男性から戦国時代に作られたと推測される石垣もあるなど伝統ある棚田だという説明を受けました。
このあと広さおよそ200平方メートルの田んぼで稲刈りに挑戦し、カマを使って次々と稲を刈り取っていきました。
そして、わらを使って刈り取った稲を束ねて木の棒にかけ、天日干しをする作業を行っていました。
愛知県から入学した女子生徒は、「稲刈りという貴重な体験ができてよかったです。安芸太田町についてたくさん知ることができました」と話しました。
井仁自治会の小笠原仁自治会長は、「生徒たちは活発で、前向きに取り組んでいました。棚田で行う農業の難しさや楽しさを感じてもらえたと思います」と話しました。