ホーユー破産手続き申請の検討進める

学校の給食や寮などに食事を提供している広島市に本社がある「ホーユー」は、食材費や光熱費の高騰などを受けて経営環境が悪化したことなどから広島地方裁判所に破産手続きを申請する検討を進めています。

破産手続きの申請を検討しているのは広島市中区に本社がある「ホーユー」です。
学校の給食や学生寮、官公庁の食堂の業務などを手がけてきましたが、今月に入って広島県内の7つの公立高校の寮で食事の提供を突然、停止したほか全国の高校や特別支援学校、警察学校などでも給食や食事が提供されなくなり、影響が全国に広がっています。
会社関係者によりますと、「ホーユー」は食材費や光熱費の高騰などを受けて経営環境が悪化したことなどから広島地方裁判所に破産手続きを申請する検討を進めているということです。
また、6日は広島労働局の職員がおよそ2時間にわたって「ホーユー」の本社に入り、今後の対応などについて確認したものとみられます。
会社のホームページによりますと、平成6年に設立し、営業所は、中国地方と四国に加え、九州や近畿、東海、関東、それに東北のあわせて22か所にあり、令和2年4月現在で、パート従業員を含め586人の従業員が働いているということです。