中山間地域の課題を解決へ IT活用したアイデアを学生が発表
IT技術を活用して中山間地域の課題を解決するためのアイデアについて31日、広島市で大学生が発表しました。
広島市立大学と県立広島大学の3年生およそ40人は、ITやデジタル技術を活用して中山間地域の課題を解決するためのアイデアを考える講座に8月28日から参加していました。
最終日の31日は8つのグループに分かれ、さまざまな企業の担当者を前にアイデアを発表しました。
このうち、交通の不便さについて考えたグループは、買い物や通院などの対策として1台の車に乗り合わせるサービスや、自宅まで商品の配送を依頼することができるアプリを開発することで、課題の解決につなげたいと発表しました。
また、別のグループは、高齢者の買い物や掃除などを代行することで特定の地域の中で使用できるポイントが付与されるというアプリを開発し、地域の中で仕事をつくりお金を循環させたいと述べました。
発表した学生の1人は、「人によって見方が違っていたので、グループで意見を出し合いながら解決策を考えていくのは新鮮でよい刺激になった」と話していました。