広島県“グリーンボンド”購入企業と環境保全活動の協定

広島県は、環境分野に使いみちを限った「グリーンボンド」と呼ばれる県の債券を購入した企業が県有林などで環境保全活動を行う協定を結びました。

「グリーンボンド」は、地球温暖化対策など環境分野に使いみちを限って資金を調達するために、自治体や企業が発行する債券で、県はことし2月、法人向けに50億円分の「グリーンボンド」を発行しました。
これに関わる取り組みとして県は、購入した企業に県の自然公園内にある森林や海岸の命名権を与えてそこを法人の社会貢献活動の場として活用してもらうプログラムを企画し、22日県庁で、環境保全活動を企業と共同で実施する協定を結びました。
締結式には湯崎知事と、購入した企業のうち県内の3社の代表が出席し協定書に署名しました。
3社は今後、県が紹介するボランティア団体などから指導を受けながら、森林の間伐や海岸での清掃活動を行うということです。
湯崎知事は「今回の取り組みが事業者や県民の環境に対する意識の高まりの契機となるよう、県として環境保全活動をサポートしていきたい」と述べました。