中国電力 中間貯蔵施設の建設 調査本格化

中国電力は、山口県上関町で使用済み核燃料を一時保管する「中間貯蔵施設」の建設に向けた文献調査を開始し、さらに現地での調査のため、敷地内の森林を伐採する届け出を町に提出したことがわかりました。
調査の動きが本格化しています。

中国電力が山口県上関町に提案した使用済み核燃料を一時保管する「中間貯蔵施設」の建設をめぐり今月18日、西哲夫町長は建設に向けた調査を受け入れる考えを表明しました。
これを受けて中国電力は、文献による調査をすでに開始し、さらにボーリング調査などを予定している中国電力の敷地内の森林を伐採するため、届け出を21日町に提出したことがわかりました。
この届け出は、森林法で義務づけられていて、森林の伐採が町の「森林整備計画」に適合して適切に行われるか確認するために行われます。
伐採を開始する遅くとも30日前までに提出することが求められていて、上関町は届け出が適切かどうか確認を進めています。
調査の動きが本格化する中、地元からは反対の声もあがっていて、中国電力には丁寧な説明が求められています。